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管理人には消防署に勤めている友人がいます。
その関係もあってか、災害、特に火災については興味があります。

テレビで利川の倉庫火災の映像を見た時は驚きました。
ついであり得ない、とも思いました。
韓国の新聞記事を見ながら、友人と話したことをまとめてみます。


利川の冷凍倉庫で火事、3人死亡・30人不明 2008/1/7 朝鮮日報
 7日午前10時49分ごろ、京畿道利川市内の冷凍物流センター「コリア2000」地下で発泡ウレタンを使用し作業中、爆発と共に大規模な火事が発生、午後3時現在3人が死亡、30人余りが建物の地下に閉じ込められ、生死不明の状態だ

第一報です。この時点で行方不明者の生存は絶望視されます。

利川倉庫火災:40人死亡、またも悲惨な後進国型惨事 2007/1/8 朝鮮日報
 京畿道利川にある冷凍物流倉庫の地下で激しい爆発と同時に火災が発生し、この建物で作業を行っていた作業員57人のうち40人が死亡するという大規模火災が発生した。救助された17人は自ら脱出しあるいは救助されて病院で治療を受けているが、7人は重体だ。
 警察と消防によると7日午前10時50分ごろ、京畿道利川市戸法面酉山里の「コリア2000」冷凍物流倉庫地下1階の機械室で、突然「バーン」という爆発音とともに火災が発生した。火災が発生した当時は倉庫内の地下1階で作業員57人が、電気の配線工事や冷凍設備の冷媒に用いられるフロンガスを注入する作業などを行っていた
 利川消防署の関係者は、「作業員が冷凍配管を設置しながら電気溶接を行うために火をつけたところ、これが空気中に充満していた気化油に引火して爆発したようだ。引火した気化油は、先月行われた内部壁と天井に10センチの厚さで断熱材の発泡ウレタンをかぶせる作業を行った際に生じたもののようだ」と推測した
 「コリア2000」物流倉庫は昨年7月に工事が開始され11月5日に完成した。地下1階・地上2階で総面積は2万9583平方メートル、主に鋼板サンドイッチパネルで建設された。この倉庫は今月12日から営業を開始する予定で、この日作業員たちは冷媒のフロンガス注入作業や電気作業などの仕上げの工事に取り掛かっていた。引火物が放置された状態で、火災の発生に備えることもないまま作業を行っていたことから、安全に対する意識の低さによる人災と指摘されている。
 地下1階から出た火は、有毒ガスをまき散らしながら短時間で建物全体に広がった。警察と消防当局はこの日夜11時20分ごろ40人の遺体をすべて収容したが、作業員名簿に記載されていた57人以外にも被害者が発生する可能性があることから、引き続き捜索を行っている。発見された遺体は非常に損傷がひどく、身元の確認もなかなか進んでいない。
 火災が発生した当時の倉庫内にはフロンガスボンベやアンモニアボンベ、LPガスボンベ、15本の200リットル入りウレタン原料などの化学物質が数多く保管されており、爆発と同時に有毒ガスも大量に発生したようだ、と消防署は分析している。
(一部抜粋)

「油が気化してるなんて信じられない。ガソリンでもまかないとそうはならんぞ。しかも倉庫内に油がないじゃないか。意味が分からん」
何より、「原因の特定なんてまだできてないはずなのに、推測を語るなんて消防職員として考えられない」とのこと。

利川倉庫火災:爆発音と共に黒煙、現場は生き地獄(下) 2008/1/8 朝鮮日報
「保温材の仕上げ作業をしていたら、ある中年女性が“火事だ”と叫んだので後ろを振り返った。その瞬間、背後から吹いてきた風に吸い込まれてしまうかと思った。何が何でも前方に向かって走った。倉庫を出て50メートル程走ると、“ボンッ”という大きな音が聞こえた」
「半地下1階の車両出入り口の方から黒い煙が上がってきました。そして“ドン、ドン、ドン”と3回連続で爆発音が聞こえました。その衝撃で倉庫の一部分が崩壊し、200メートル離れた場所にある事務室のガラスまで割れてしまいました」
「爆発音がした方を見てみると、8人が倉庫の外に投げ出され地面をはっていた。全身が黒く焼け焦げ、衣服は熱で溶けて肌に付着していた。生き地獄のようだった」
「5回くらい爆発があった。最後の爆発では黒い煙が200-300メートル立ち上り、戦場をほうふつとさせた」
(証言のみ抜粋)

「証言を読む限り、出火とほぼ同時に爆発が起こってる。ガス爆発か粉塵爆発ぐらいしか考えられないのだが。ガスなら匂いがかなりしたはずで、気化油でもそうだが、誰も気づかなかったのか?」
疑問です。

利川倉庫火災、消防車200台余り出動 2007/1/8 朝鮮日報
「台数よりも人数の方がよっぽど大事だと思うんだが。200台も集まったって、水が取れないだろうし、何より危険物火災に放水は逆効果の可能性がある。化学消防車には見えないし、記事にする意味がわからん」
見るところが違う…



【社説】またも繰り返された人災による大惨事 2008/1/8 朝鮮日報
 京畿道利川の冷凍倉庫で内装工事中に爆発を伴う火災が発生し、地下に閉じ込められた数十人の作業員が死亡した。地下倉庫で冷凍・電気・エアコン設備の設置作業に当たっていた作業員57人のうち17人は事故直後に脱出して助かったが、残りの40人のほとんどが犠牲になったとみられている。
 火災のあった倉庫では昨年末、壁面などにウレタンを吹き付ける作業が行われたという。ウレタンは断熱材や保温材、クッションなどに用いられる合成ゴムだ。消防当局はウレタンをシンナーで溶かして吹き付ける際に、シンナーが気化してガスとなって充満し、これに引火して爆発が起きたとみている。瞬く間に連続的な爆発が起き、地下倉庫全体が火に包まれたことから、気化ガスが倉庫全体に充満していた可能性が強い
 気化ガスが充満した地下で50人以上もの作業員が作業を行うとは、事故が起きない方がおかしいほどの状況だ。気化したシンナーは工具の使用で生じる火花一つで一瞬にして引火する。さらに倉庫内には、作業に用いるLPガスのボンベが散在していたという。そうした状況の中で、溶接作業も行われていたという。非常識もこれほどの非常識はなく、無知から出たものだとしても、これ以上の無知はない。事業主と公示監督者の安全意識の欠如が原因で、数十人もの尊い命が犠牲となってしまったのだ。
 出火後すぐ、地下に閉じ込められた作業員の一人から、携帯電話で通報があったが、火災現場で有毒ガスが大量に発生し、消防隊員ですら接近するのが困難な状況だった。結局消防隊員は出火から3時間半後になるまで現場に入ることができなかった。
 大韓民国では、いつも忘れたころになると大事故が発生する。今回もまた、この国の根深い問題が浮き彫りになった。事故の種類や発生場所はさまざまだが、いずれも基本的な安全管理を怠ったことが原因で発生したものばかりだ。10年前、20年前と比べても、何の改善も見られない。
 犠牲となった人々には皆、家族もいれば、将来の夢や希望もあったことだろう。人の命がこれほど軽い国では、いくら経済規模が拡大したところで、先進国になれるはずもない


「えっと……地下倉庫でシンナー使用!?マジ?自分らで燃やしたようなものじゃないか」
深いため息が出てました。
管理人的には最後の一文にこの記者が人命軽視している様がよく出ていて、非情にやな気分になりました。

利川倉庫火災:繰り返される人災、原因を検証(上) 2008/1/8 朝鮮日報
◆可燃性物質だらけの倉庫で溶接
 作業員が冷凍倉庫の内部工事を始めたのは午前8時ごろ。大部分は電気、冷凍、清掃業者に所属する日雇い労働者だった。「コリアンドリーム」を夢見ていた朝鮮族同胞も少なくなかった。当時地下倉庫には気化したシンナー、フロンガス、アンモニアガス、発泡ウレタンなど可燃性が高い化学物質が充満していた。
~中略~
 利川消防署の関係者は「これだけ可燃性物質が充満した場所で安全設備もなく溶接作業を行うとは全く考えられないことだ」と指摘した。倉庫内に設置されたスプリンクラーも、爆発でスプリンクラーにつながる細い配水管が断裂したため、作動していなかった。
~中略~
 地下1階は面積が2万3338平方メートルと、運動場並みの広さがあったが、一瞬の間に黒鉛に覆われ「毒ガス室」と化した。サンドイッチパネルと発泡ウレタンの燃焼で有毒ガスが発生したためだ。消火作業を行った消防士は「作業員が有毒ガスを吸った状態で出口を探すのはほとんど不可能だっただろう」と推測した。


「いっしょくたにして可燃性が高い化学物質とか書いてるけど、フロンガスは燃えないよ。フロンの一種のハロンガス消火設備なんてのもあるんだから」
「爆発にはスプリンクラーは無意味」
「しかし…燃焼時有毒ガスを発する建築材は日本では禁止されてるんだが、韓国では違うのか?」
シックハウス症候群と勘違いしてるだろうと、話し込みましたw

私が気になったのは「コリアンドリームを夢見ていた朝鮮族同胞」って部分。
コリアンドリームってのも突っ込みたいところだが(笑)、わざわざ朝鮮族同胞って書いてることは北朝鮮人なんでしょう。
朝鮮系中国人(朝鮮族と呼ばれてるらしい)の可能性もあるけど。
あ……だからシンナーだの危険物だのの知識がなかったのか。
なんか納得した。

利川倉庫火災:繰り返される人災、原因を検証(下) 2008/1/8 朝鮮日報
◆密閉空間で消化設備不足
 利川消防署の関係者は「放水できる場所が出入口しかなく、鎮火までに時間がかかった。閉鎖的な構造の建造物だったにもかかわらず、防火設備が絶対的に不足していた」と話した。
(以下省略)
■発泡ウレタンとは
 発泡ウレタンは断熱材や防音材として使われる化学物質。発泡状態で壁に噴射するとすぐに固まるため使用しやすい。しかし、引火すると有毒ガスが大量に発生し、人体に影響を及ぼすのが難点。1999年に仁川市で発生したビアホール火災でも内装材の発泡ウレタンが燃え、有毒ガスで57人が死亡した。
(一部抜粋)

「この関係者ってバカ?防火設備ってのは初期消火のためのもの。前の記事でスプリンクラー云々って書いてあったけど、スプリンクラー以上の初期消火設備ってのはない。スプリンクラーが役に立たなかったら、もうどうにもならない。どうやら消防機関の消防力と建物の防火設備とごっちゃにしてるみたいだ」
「以前にも有毒ガスで57人死亡!?なんで規制しないの?」
わかんないって(´ヘ`;)ハァ
k-daikasai.jpg

写真をクリックして見てもらえればわかりますが、大規模火災がかなり起きてます。
「日本でもホテルニュージャパンに代表される火災は結構あるけど、この後どう規制されたかって記述がないと意味がないな」

利川倉庫火災:非常口不足の建物、なぜ竣工許可が? 2008/1/8 朝鮮日報
 今回惨事が起きた建物は、昨年11月5日に竣工許可を受け、その10日ほど前の10月24日に消防施設完備を証明する消防竣工検査も済ませたことが分かっている。従って、出入り口が一方向だけしかなく脱出しにくかった建物がどのように消防竣工検査を通過し、竣工許可を受けることができたのかが捜査対象になるものとみられる。
 安全管理上の落ち度も捜査対象だ。行方不明者が主に日雇いの労働者であることから、注意事項をきちんと聞くことができないまま、油のにおいが強く漂っている状況で溶接などの危険な作業を行っていた可能性も大きい。また、火が出た冷凍倉庫は、152億9000万ウォン(約17億6300万円)規模の火災保険に加入していることも分かった。
(一部抜粋)

「消防検査はあるんだ。この建物っていわゆる無窓階ってやつだな。いや無窓階は地上だけだったか。地下階はまた別の基準があったはずだが忘れた。その基準を満たしていたはずだから検査に通ったはずなんだが。思いつきで記事書いてるんじゃないの?」
おそらくそうでしょう。
「監督責任が一番の問題だと思う」
その通りだ。

利川倉庫火災:救助作業が難航した理由 2008/1/8 朝鮮日報
◆地下型倉庫で被害は拡大
~以下略~
◆相次ぐ爆発で救助作業に遅れ
 消防関係者は「倉庫内には冷凍作業に使用するためのフロンガスが置かれており、これが火災発生後に相次いで爆発したため、事故現場に近づくことができなかった」と話している。
(一部抜粋)

「以前の地下鉄火事でも似たようなこと言ってなかったか?地下ってだけで救助はとんでもなく難しいんだが……」
「だからフロンガスは爆発しないって。爆発したってことはフロンガスじゃなかったんだろう。しかし……オゾン層破壊の原因として使用が世界的に禁止されてるはずなんだが、なんでこんな大規模施設で使ってるんだ?」
( ・o・)ハッ…気づかなかった。



結論として。
人災なんてレベルじゃない。明らかに犯罪行為。
燃やそうという意図があったという放火ではないが、燃えるかもしれないという安全意識の欠如した放火に近い犯罪。
ということになりました。


ともかく、今回の犠牲者達のご冥福をお祈りいたします。

しかし…今回ほど「ケンチャナヨ精神」が恐ろしいと思ったのは初めてです。

日本でも「そんなの関係ねぇ」とか言ってる芸人がいますが、真似しない方がいいでしょうね。
とにもかくにも火の元には十分お気をつけください。

せっかくですのでこれも出しておきます。
19年度の防火標語だそうな。
hyougo.jpg






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火の用心クリック一回火事用心…意味不明w
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